「蓼科山日記」…その48「飯盛山夏の花」     

 

20208 にしきの梟(フクロウ)

 

 

長かった梅雨もやっと明けた8月の初旬、八ヶ岳を一望出来る平沢峠より飯盛山登山に出掛けました。当日の朝は平沢峠よりうっすら赤岳を望むことができました。

 

平沢峠(獅子岩)より飯盛山頂上までは初級者向け約65分の山登りです。

 

最初はややきつめの上り坂です。

 

登山道に咲くシモツケです。

 

鮮やかなオレンジ色のフシグロセンノウも咲いています。

 

ヤマアジサイのピンク色に癒されます。

 

20分程急登を登ると緩やかな道に出ます。

 

30分で稜線に出ると一気に視界が開け清里の街が見えます。

 

大きなシシウドが満開

 

秋の花吾亦紅がもう咲いていました。

 

ハクサンナデシコです

 

ハクサンフウロも沢山咲いています。

 

ツリガネニンジンも涼し気に。

 

ウスユキソウも元気。

 

コオニユリにキアゲハが離れません。

 

マツムシソウの淡い紫色は品が有ります。

 

頂上が見えてきました。

 

ホタルブクロがひっそりと咲いています。

 

ニッコウキスゲの黄色は遠くても目立ちます。

 

清里側の登り口との合流点です後少しで頂上です。

 

1643m飯盛山頂上です。この方向に南アルプスと富士山が見えるのですが…

 

振り返ると登って来た稜線が分かります。

 

八ヶ岳がうっすらと望めます。鹿の食害の無い花いっぱいの稜線がとても気持ちの良い

 

山歩きでした。

 

夏を彩る蝶たち

 

              2020811日 にしき平 Y.K.

 

雨続きで一向に夏らしくはなかったものの 山荘の庭には次々と山の花々が咲き 蜜を吸いに蝶たちが集まってくる。天候に関係なく羽化した以上蜜を吸いに集まり、子孫を残すために飛び回る。 ようやく夏らしくなってきた今 花は次々とバトンタッチしていくが 蝶たちは好みの花に集まり 夏に彩を加えてくれる。こころが和み見ていて飽きることがない。

 

夏 蝶がたくさん集まる花は 何といってもクガイソウ、ヨツバヒヨドリ、アザミが抜きんでているように見える。これらに続いてオカトラノオ、イブキジャコウソウであろうか。集合花であったり花そのものが多いからか蜜が多く たくさんの蝶が吸い続けることができるのだろう。色鮮やかながら蝶は殆ど見向きをしないのは シモツケソウ。

 

集まってくる蝶はヒョウモンチョウの仲間が多いが ヒョウモンチョウは種類も多く表側(内側)は似たような柄(ヒョウ柄)をしていて見分けるのが大変。裏側の柄を見ないとわからないし 雄と雌で柄が違うものもいる。昔であったら採取して同定すればいいのだが 今の時代それはできない。写真に撮って観察するにも 思うようには止まってはくれず 大変である。

 

 

まずは クガイソウに群がるヒョウモンチョウの仲間 ミドリヒョウモン

 

夏最初に出てくるノアザミの蜜を吸う ギンボシヒョウモン

 

雄と雌で色が違う メスグロヒョウモン。雌だけが黒みを帯びているのでこの名がある。

 

表側がひときわ美しいのが クジャクチョウ

 

王の風格がある ミヤマカラスアゲハ

 

ヨツバヒヨドリが大好きで、海を渡って旅をすることで知られ 女王のように優雅で気品がある アサギマダラ。これからどんどん増えてくるはずである。

 

花にとまることはほとんどないが 雄と雌とでくるくるせわしなく舞っている ミドリシジミ。止まって翅をひろげると輝くような翠色が美しい。

 

モンシロチョウではなく これはイブキジャコウソウにとまる スジグロシロチョウ

 

チダケサシの蜜を吸いにきた白黒が美しく腹の虎縞がおしゃれな蝶かと思いきや これは蛾 ウメエダシャク。幼虫のときは尺取虫だ。

一方では蛾のような蝶もいて セセリチョウの仲間は胴が太くすばしこく飛び回っている。目立ちはしないが ジャノメチョウや ヒメウラナミジャノメ、ヤマキチョウなども訪れる。花には蝶や蛾だけでなく ミツバチやマルハナバチ、そのほかのハチや昆虫も集まってきて楽しませてくれる。

 

気を付けないと見逃してしまうが 花ではなく樹液に集まる蝶たちも多い。裏側は殆ど真っ黒のようでも表は美しい蝶たちもいる。そんな仲間の一つが ヒオドシチョウ

 

蓼科ではほとんど目にすることもなく 表側のビロードの光沢が美しい キベリタテハ も来るのには感激。

他にもせわしなく飛び回ってはときどき様子を窺うように止まる ルリタテハアカタテハコムラサキ なども目にすることができる。

蝶の観察はバードウォッチングと似ているが 蝶のほうがたやすく見られるし近くで見ることができる。たくさんの種類を見られるし美しいものも多い。双眼鏡も不要だし歩き回って探さなくてもよく手軽に楽しめる。

 

短い夏ではあるが 精一杯生きている蝶たちと一緒に過ごせる喜び 味わってみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

「蓼科山日記」…その47「蓼科7月の花」    

 

  2020年7月  にしきの梟(フクロウ)

 

 

今年の蓼科の梅雨は毎日雨ばかり…しかし美しい花の季節でもあります。

 

気を付けないと見過ごしてしまうとても小さなマイヅルソウです。

 

チゴユリはマイヅルソウと一緒にひっそり咲いています。

 

木陰の湿った所が大好きなベニバナイチヤクソウがいつのまにか庭一杯に咲いています。

 

ルピナスは日当たりの良いところが大好きです。

 

自粛中の為2年分の薪が準備出来ました。

 

凛と立つアヤメ。

 

珍しいキショウブです

 

春に一斉に鳴きだす小柄なエゾハルゼミです

 

6月になると大型のエゾゼミにバトンタッチです。

 

モンタナは毎年沢山の花を咲かせてくれます。

 

散歩で見つけたフタリシズカです。

 

ヤマボウシの花で樹は真っ白です。

 

アマドコロは最近随分増えました。

 

キイロヤマオダマキは薄い黄色が素敵です。

 

ベランダのゼラニュームも満開

 

シモツケはとても丈夫でビックリするほど大きくなりました。

 

ウツボクサです。

 

ウツギの花が梅雨の晴れ間…青空に映えます。

 

ノリウツギは鹿の大好物です。

 

カラマツソウは日陰にひっそり咲いています。

 

道端のイブキノジャコウソウにはいつもヒョウモン蝶が舞っています。

 

夕方6時ころユウスゲが咲き始めました。

 

 

長い梅雨ももうすぐ開けます、爽やかな蓼科高原で今年も楽しい夏をお過ごし下さい。

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 蓼科山日記55

        2021年 蓼科冬鳥

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  干し柿

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